20代転職と建築士資格取得の現実
2013/10/07
20代で建築士資格を利用して就職する場合には、工業高校や大学の工学部などで建築を選考していれば、建設や建築関連業界にバイトからでも就職して実務経験を積んでいくことで建築士2級の受験資格を取得できます。その場合、2級資格を取得したのちに就職先を見つけて実務経験4年後に1級を取得するとよいでしょう。しかし、近年の建設不況により1級免許を取得していても仕事を取ることが大変になってきていることも知っておくと良いでしょう。
建築士資格は木造、二級、一級の3つの資格に分類され、木造建築士は、2階までの建物で延べ面積300平方メートル以下の木造建築物の設計や工事監理を行います。また二級建築士は、延べ面積500平方メートル以下の建築物の設計及び工事監理を行い、一級建築士ではあらゆる建築物の設計や工事監理を行います。
建築士受験資格は、国家資格で高専や大学の建築学科および土木科などの建築系の卒業資格と1年以上の実務経験、高校で建築や土木学科卒業資格と3年以上の実務経験、それ以外では7年以上の実務経験が必要となり、建築士の種類によって一定年数設計事務所などで働く実務経験が必要になります。また、試験内容は資格の種類によって異なりますが、建築に関する知識と製図の試験があり、一級建築士試験の合格率は10%前後と非常に難易度が高い資格になります。
20代で建築士資格を利用して就職することは非常に時間がかかりますが、建築学科出身などであれば2年程度で2級に合格する可能性もあり、就職するには有利になる資格といえるでしょう。
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